
健康ドリンクとして話題になっているデトックスウォーターですが、中にはまずいという人もいます。
このような噂、口コミを見てしまうと、どうしてもデトックスウォーターを飲む気になれませんよね。
そこでこの記事では、本当にデトックスウォーターはまずいのかということや、デトックスウォーターの健康効果などについて詳しく解説していきます。
目次
デトックスウォーターとは
デトックスウォーターと聞いても、どのような飲み物かよくわからない人もいるでしょう。
デトックスウォーターというのは、文字通り体内の毒素を出してくれる水のことです。
野菜や果物、ハーブなどを水につけて寝かせるのが一般的なのですが、入れ物を変えるとかなりオシャレな飲み物になります。
そのため、芸能人や海外セレブたちも好んで飲んでいるのです。
インスタグラムなどを見ると、オシャレなデトックスウォーターがたくさん載っています。
つまり、デトックスウォーターというのは、
・インスタ映え
・健康効果
を得ることができるため、一石二鳥となるのです。
デトックスウォーターの作り方は?
では、そんなオシャレで健康的なデトックスウォーターは、どのように作ればいいのでしょうか。
一見難しそうに見えるかもしれませんが、意外と簡単にデトックスウォーターを作ることができるのです。
基本的には、自分の好きなフルーツや野菜などを水に入れて、5時間程放置すれば完成です。
もはや作り方という複雑な物は存在せず、野菜やフルーツをただ水に入れておけばいいのです。
ただ、完成までに5時間くらいかかってしまいますので、夜のうちに作っておいて朝飲むというような作り方が効率的です。
冷凍フルーツ
フルーツや野菜を買ってきて、デトックスウォーターを作ることもできます。
ただ、あまりにも大きい野菜やフルーツというのはカットしなければなりません。
疲れている夜や、忙しい朝にそのような手間をかけたくないと思っている人もいるでしょう。
そのような場合には、冷凍フルーツを使ってみることをおすすめします。
冷凍フルーツの場合は、既に一口サイズにカットされているため、そのまま水が入った容器の中に入れることができます。
基本的に冷凍フルーツを入れても、凍っていないフルーツを入れても、効果に大きな変わりはありません。
時間がない場合や、あまり手間をかけたくない場合には、あらかじめ冷凍フルーツを用意しておくとよいでしょう。
ドライフルーツ
後で詳しく解説しますが、デトックスウォーターは味が薄くてまずいという人も意外といます。
確かに、フルーツを水に漬けてしまいますから、そのまま食べるよりも極端に味が薄くなってしまいます。
そのような場合には、ドライフルーツを使ってみることもおすすめです。
ドライフルーツを使うことで、より甘みを出すことができるため、比較的美味しく飲むことができるでしょう。
また、完成するまでの時間も、生のフルーツや冷凍フルーツと比べると短いということも特徴的です。
炭酸水でも効果的
デトックスウォーターを作る場合には、水を使うことが一般的なのですが、炭酸水を使うことも効果的です。
なぜなら、炭酸水であれば満腹感を得ることもできますし、爽快感を得ることもできます。
そのため、ダイエット効果にも期待が持てますし、気分のリフレッシュにも貢献してくれるのです。
水を継ぎ足すこともできるの?
「せっかくデトックスウォーターを作るなら一気に作って保管しておきたい」
そう考える人もいるでしょう。
基本的には、24時間以内であれば、既に作ってあるデトックスウォーターに水を足しても問題ありません。
しかし、それ以上時間が経ってしまうと、腐ってしまう可能性もあるため注意が必要です。
デトックスウォーターに注意点はある?
デトックスウォーターは、水の中に野菜やフルーツ、ハーブなどを漬けておけば良いだけですので、誰でも簡単に作ることができます。
しかし効率的に栄養素を吸収したいという場合には、いくつか注意すべきこともあります。
それでは詳しく見ていきましょう。
フルーツの質
まずはフルーツの質です。
野菜やフルーツの中には、農薬が含まれている物もありますが、せっかくデトックスウォーターで効率よく栄養素を吸収するのですから、できるだけ無農薬野菜や無農薬フルーツを使うようにしましょう。
どうしても気になる場合には、フルーツの皮を剥いたり、野菜の外側部分を剥いたりしてから使うということもおすすめです。
できるだけ早めに飲む
デトックスウォーターは比較的短期間で悪くなってしまいます。
そのため、大体24時間を目安に飲み切ってしまうのが良いでしょう。
また、腐ってしまうだけでなく、水に漬けたフルーツは菌が繁殖しやすくなってしまいます。
そのため、長い間放置してしまうと、逆に体に悪い飲み物を飲んでしまうことになりますので、できるだけ作ったらすぐ飲むということを意識する必要がるでしょう。
作り置きはNG
デトックスウォーターを一気に作って保管しておきたいと考える人も多いですが、基本的にこれはやめておくことをおすすめします。
先ほど腐ってしまうと解説しましたが、夏場などは特に悪くなりやすいです。
できるだけ冷蔵庫で保管して、飲み切れなかった場合には捨ててしまうことをおすすめします。
科学的根拠はない
デトックスウォーターは、そのオシャレな見た目とデトックス効果に期待ができることから、たくさんの人から注目されています。
とはいえ、勘違いしてほしくないのが、科学的に効果が実証されているわけではないということです。
実際に毎日飲み続けている人が、
「むくみが軽減した」
「便秘が解消できた」
などの感想を持っているというだけで、データとして残っているわけではないのです。
そのため、デトックスウォーターに過度な期待をするのではなく、効果が出れば儲けものというくらいの感覚で毎日継続していくことをおすすめします。
また、デトックスウォーターだけ飲んでいても、美容効果や健康効果が現れないこともあります。
そのため、ストレッチや食生活などにも気を配ることが大事です。
デトックスウォーターを飲むと野菜や果物の栄養も摂れる?
デトックスウォーターは、冒頭でも解説したように、野菜やフルーツの栄養を摂取することができます。
とはいえ、よく考えると、
「そのまま食べたほうが良いのでは?」
と思う人もいるでしょう。
確かに、その考えは間違ってはいません。
野菜の栄養を取りたいなら野菜を食べて、フルーツの栄養を食べたいならフルーツを食べればいいのです。
何もわざわざ水に漬ける必要はありません。
とはいえ、やはりオシャレさや雰囲気というのは大事です。
デトックスウォーターは、ボトルなどに入れるとかなりオシャレに映るため、気分を明るくしてくれる場合もあるのです。
デトックスウォーターの正しい飲み方
次にデトックスウォーターの正しい飲み方について解説していきます。
y9デトックスウォーターというのは、美容効果、健康効果に期待ができますが、正しい飲み方、正しい量というのがあります。
それでは詳しく見ていきましょう。
自分に合った量を飲む
まずは自分に合った量を飲むということです。
というのも、人間の体は水分を保てる量が決まっています。
これはその人の体格などによっても差があるのですが、飲みすぎてしまうと、尿として排出されてしまうため、栄養分が体を通過してしまうのです。
また、意外と知られていませんが、水を飲みすぎてしまうと水中毒の症状が出ることがあります。
「水を飲みすぎて中毒?」
と思う人がいるかもしれませんが、特に夏場などは脱水症状を気にするあまり、このような状態になってしまう人がいるのです。
具体的には、めまいがして、体中が痺れます。
そして、水をどれだけ飲んでも喉が渇くのです。
このような状態にならないためにも、体に合った量を考えて飲むことが大切です。
目安としては、
・体重×30ml
くらいが丁度いいです。
そのため、ゆっくりと時間をかけて適切な量を飲むということが、効果を最大限に得るためにも大事になってきます。
起きたらすぐ飲む
朝起きたらすぐに飲むと、便秘解消効果に期待ができます。
デトックスウォーターに限らず、寝起きはコップ1杯の水を飲むことが推奨されています。
なぜなら、水を飲むことで胃や内臓を刺激することができ、便通を良くしたり、代謝を高めたりすることができる可能性があるからです。
朝起きてすぐにデトックスウォーターを飲むためにも、就寝前に作っておき、朝起きてすぐにコップに手を伸ばせるようにしておくことがおすすめなのです。
デトックスウォーターの味は?まずいって本当?
正直デトックスウォーターをまずいと感じ人は多いです。
その理由としては、
・薄い
・組み合わせが良くない
などが挙げられます。
野菜やフルーツを水に漬けることで、水に野菜やフルーツの味が染み出します。
ただ、当然野菜やフルーツをそのまま食べるのに比べると味が薄くなってしまいやすいため、まずいと感じてしまうことがあるのです。
そして、中にはデトックスウォーターに合わない野菜、フルーツもあります。
そのような材料でデトックスウォーターを作ってしまうと、最後まで飲み切れない程まずくなってしまう場合もあります。
まずいと感じたら試して欲しいこと
デトックスウォーターを飲んで、
「まずい」
と感じたら、ただ捨ててしまうのではなく、これから紹介する方法を試してみてください。
そうすることで、味を変えることができ、最後まで飲み切ることができる場合もあります。
苦みをなくす
デトックスウォーターを作る材料によっては、苦みや雑味が残ってしまう事があります。
ただ、その場合は苦みを消してあげることで、比較的飲みやすい味に変えることができます。
効果的なのは、
・メープルシロップ
・はちみつ
・砂糖
などですが、入れすぎてしまうとカロリーが上がりすぎてしまうため、少しずつお湯に溶かしてあげることをおすすめします。
また、毎日同じ材料でデトックスウォーターを作っていると、どうしても味に飽きてしまう場合もあるでしょうから、その日によって違う材料を入れて試してみるということもおすすめです。
そして、自分の舌に合うデトックスウォーターを見つけた場合には、積極的にその味で作ることをおすすめします。
そうすることで、毎回味を調整しなくてもよくなるため、ストレスフリーで飲み続けることができます。
パルスイートを使う
パルスイートという商品をご存じでしょうか。
これは味の素という会社が販売している商品なのですが、柑橘系と相性がぴったりですので、デトックスウォーターの味をよりおいしくしてくれる可能性もあります。
また、カロリーが気になるという人もいるでしょう。
ただ、パルスイートは砂糖と比べると90%物カロリーをカットしているため、安心して飲むことができるでしょう。
ヨーグルトを混ぜる
そして少し斬新ですが、ヨーグルトを混ぜるという方法もおすすめです。
ヨーグルトを入れることで、味をまろやかにすることができ、尚且つ飲むヨーグルト感覚で美味しく飲むことができます。
また、同じく乳製品である豆乳や牛乳と比べると、比較的美味しく飲むことができるため、デザート感覚で楽しむことができるかもしれません。
また、朝起きてお腹が減っていない時でも、デトックスウォーターにヨーグルトを混ぜて、中に入れたフルーツと一緒に食べることで、朝ごはんの代わりとすることもできるでしょう。
効果別デトックスウォーター紹介
では、続いて期待できる効果別デトックスウォーターをいくつか紹介していきます。
デトックスウォーターを飲む場合は、人によって期待する健康効果、美容効果が違うと思います。
少しでも自分が求める健康効果、美容効果を得るためにも、どのような材料を入れるとどのよう効果があるのかということについて、知っておくことをおすすめします。
むくみ解消
体のむくみや顔のむくみを解消したい場合には、きゅうりとレモンを入れることをおすすめします。
きゅうりには、カリウムという成分が含まれているのですが、この成分はむくみ解消の効果があると言われています。
また、レモンにはクエン酸が含まれているのですが、このクエン酸が消化器官を綺麗にしてくれて、老廃物を排出してくれるのです。
また、これ以外にもクエン酸には疲労回復や代謝向上などの効果もあるため、是非この2つをセットで入れることをおすすめします。
ダイエット向き
ダイエット効果を得たい場合には、グレープフルーツを入れることをおすすめします。
グレープフルーツには、食欲を抑えてくれる効果や脂肪燃焼の手助けをする効果に期待できるため、運動前などに飲むことで、より効果的に脂肪を燃やすことができるでしょう。
また、いちごを追加してもダイエット効果を高めることができます。
いちごにはアントシアニンという成分が含まれていて、この成分にも脂肪燃焼効果があるからです。
また、いちごを使えば甘いデトックスウォーターを作ることができ、ジュース感覚で美味しく飲むこともできるでしょう。
ただ、このデトックスウォーターを飲んだだけで痩せるということは滅多にありませんので、筋トレや有酸素運動などと合わせて飲むことをおすすめします。
美肌効果
美肌効果を得たい場合には、ビタミンCを積極的に取っていく必要があります。
ビタミンCを多くとるためにおすすめなのは、オレンジといちごを投入することです。
また、これらの材料でデトックスウォーターを作る場合には、水ではなく炭酸水を用意することもおすすめです。
なぜなら炭酸水でデトックスウォーターを作ることで、代謝を高めることができ、肌の老廃物などを体外へ排出することができる可能性が高まるからです。
デトックス効果
体外の老廃物をごっそりと排出したい場合には、
・スイカ
・きゅうり
・レモン
でデトックスウォーターを作ってみるのもおすすめです。
また、スイカと相性のいいミントを追加すると、渋みを取ってくれるため、より飲みやすくなるでしょう。
まとめ
デトックスウォーターは、健康効果、美容効果に期待ができる飲み物なのですが、まずいと感じる人も多いです。
デトックスウォーターを飲んでみて、あまり美味しくない場合には、今回紹介した、
・砂糖
・はちみつ
・メープルシロップ
・パルスイート
などを使ってみることをおすすめします。
また、どの野菜、フルーツを入れるかで得られる効果が変わってきますので、しっかりと確認しておくことをおすすめします。
更に、デトックスウォーターというのは、1日や2日飲み続けただけでは目立った効果が得られないこともあります。
そのため、毎日継続して飲み続けるようにしましょう。